私は高専の情報工学科出身です。卒業研究でネットワークを研究していたため、卒業後は通信業界への就職を志望していました。ネクシオンは、高専生向けの合同就職セミナーで知りました。それまで映像伝送という仕事があることも知りませんでしたが、入社前に見学したTNOC(東京回線センター)に一目ぼれしました。TNOCの様子はホームページでも確認できますが、実際に見ると、働いている人たちの前にはモニターがズラリと並び、背後の機械室には無数の機械が作動している景色は圧巻。まるでNASAの管制室のようなカッコよさがあります。ぜひこの職場で働きたいと思い、入社を決めました。
配属は適性を見て決定されるので、必ずしも希望が通るわけではありませんが、私は幸いにも希望したTNOCに配属されて嬉しかったです。
現在は、運用保守の仕事をしています。テレビ局と中継地とを結ぶ映像伝送と、お客様に提供する専用回線の監視が主な仕事です。監視機器からアラートが上がると、フィールドサービスの担当者と協力して原因の切り分けを行います。時にはお客様からアラートの申告があることもあり、その対応も行います。
勤務形態は「日勤、夜勤、夜勤明け、休み」のローテーションを基本としていますが、状況によって日勤が多かったり、夜勤が多かったりします。
日本中、世界中が注目している中継を担当しているので、大きな仕事を支えているという実感があります。スポーツ中継やアイドル・歌手のコンサート、カウントダウンライブなど今まで知らなかったコンテンツを見ることができるので、毎日飽きません。
しかしトラブルが発生した時は緊張感が走ります。トラブルの原因には、機械が壊れる、回線が切れる、ケーブル不良、人的ミスなどがあります。ある時は動物がケーブルをかじったために伝送ができないということもありました。私たちのグループは復旧を最優先するため、代替え機を用意する、予備のケーブルでつなぎ変えるなどの処置をします。代替え機やケーブル不良の対応は基本的には現地にいるスタッフが作業しますが、稀に私たちが直接現場に行って対応することもあります。回線が切れた場合は、回線事業者に連絡をして調査を依頼するのですが、海外では現地の回線事業者の状況が異なるため、互いに代替案を出し合ってすり合わせを行います。
仕事では、テレビ局や配信プラットフォーム事業者がお客様となりますが、その先には視聴者がいます。大勢の人が視聴する放送インフラを担っているのだということを忘れないようにしています。
映像伝送では、映像や衛星など、今まで習得していない技術が要求されることが多く、最初のうちはとても苦労しました。ただネクシオンでは「誰かが失敗したら、その人を責めるのではなく、体制を改善する」という考えで仕事を進めます。会社全体で知識と技術を持ち、社員一丸となって高いサービス品質を保つことを意識しています。組織全体の対応力があるため、無理なく経験を積むことができています。
先輩社員は仕組み全体を理解しているので、トラブルの時にも切り分けが的確で迅速です。復旧も外部の企業に依頼するのをただ待っているだけではなくて、自分たちでできることを常に見つけ出して復旧を進めています。先輩の仕事ぶりを見ると本当に尊敬しますし、早く追いつきたいと思います。
現在は運用保守の仕事をしていますが、培った技術を生かして他の部署でも経験を積み、海外の大型案件を担当することが今の目標です。
就職活動中は「この会社に就職して本当に大丈夫だろうか」「この会社でやっていけるのだろうか」と不安に思うこともあるかもしれません。就職は「巡り合いと直感」が大切だと私は考えています。ネクシオンのことを偶然知り、直感だけで決めましたが、入社してよかったと思っています。会社とご縁があり魅力を感じたら、勇気を出して一歩踏み出してみませんか。
日勤の場合
10:00 |
出社、夜勤帯からの引継ぎ |
---|---|
11:00 |
当日伝送分の確認 |
12:00 |
昼食 |
13:00 |
伝送対応、監視業務、日次チェック等 |
16:00 |
夜勤帯の準備 |
18:15 |
夜勤帯への引継ぎ |
19:00 |
退社 |
夜勤の場合
18:15 |
出社、日勤帯からの引継ぎ |
---|---|
19:00 |
当日伝送分の確認 |
20:00 |
国内伝送のクローズ対応等 |
21:00 |
翌日伝送分の確認 |
22:00 |
海外伝送対応、監視業務 |
23:00 |
夕食 |
0:00 |
当日伝送の片付け、翌日伝送の準備 |
2:00 |
伝送対応、監視業務 |
4:00 |
日次チェック |
7:00 |
国内伝送対応 |
10:00 |
日勤帯へ引継ぎ |
11:00 |
退社 |